タロットの歴史

タロットカードの種類は、主にマルセイユ版タロット、ウェイト版タロット、トートタロットが挙げられます。

15世紀の北イタリアで発生し、貴族の遊び、カードゲームの札として作られ、貴族の贅沢品であったといわれています。

16世紀から17世紀にかけて、現代でいう「マルセイユ版タロット」が誕生し、イタリアからフランスへと広がりました。あくまでも、賭博やゲームのために使われていたそうです。

18世紀から20世紀にかけて、初めて占いに使われるタロットカード「エティラのタロット」が誕生しました。この当時(18世紀)は、予言や予知に使われていました。

19世紀には、「黄金の夜明け団」に属していた魔術師である アーサー・エドワード・ウェイト氏がタロットカードを作り、ライダー社より発売。このカードが、現在も広く使われている「ウェイト版タロット」になります。

20世紀後半には、アレイスター・クロウリーによる「トートタロット」が発売されました。

描かれた絵柄の「数字」「四大元素」「図像」などに、さまざまな意味が込められているタロットカード。基本的に、大アルカナと小アルカナの計78枚で構成されています。

タロットカードはもともと「占いの道具」として生み出されたものではないという事実もとてもおもしろいですね。

現在でも世界各地で、さまざまな思想や文化を反映しながら、たくさんの種類が展開されているタロットカード。

様々な視点から物事を捉え、誰もが光り輝く人生を歩めるように、タロットカードは導いているのかもしれません。